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熊本市南区の「社会福祉法人恩賜財団 済生会熊本病院」様のWebサイトリニューアルを担当しました。
公開日 | 2021年4月 |
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投稿記事を含めると数千ページにも及ぶ大規模サイト。運用においても、随時新規ページが追加されており、ディレクトリ構造や導線設計といった情報設計が事細かく行き届いていない状況が長く続いていました。
また、多くのページがスマートフォンに対応できていなかったため、ユーザーがサイト内で知りたい情報へスムーズに到達することが難しく、ユーザービリティ面における根本的な改善が喫緊の課題となっていました。
CMSは、複雑な情報の更新に対応できるよう構築されていた反面、更新作業自体が高度化・属人化してしまい、運用負荷・リスクが高いことが課題でした。
リニューアルにおいては、前述の通り、運用負荷軽減・CMSの機能性刷新を主眼としながら、
・サイト来訪者の目的達成を軸に据えたナビゲーション設計
・公共性を前提としたユーザビリティへの配慮
・普遍性を取り入れながら、ブランドの独自性を表現
に比重を置いたプランニングを行いました。
サイト来訪者の目的達成を軸に据えたナビゲーション設計
旧サイトのアクセス分析からユーザーの傾向・動向を分析し、情報整理とグローバルメニューを再構成。ニーズ・優先度の高い情報を軸に掲出しながら、回遊性の向上を狙いました。直感的な情報伝達を優先した目的別メニューも新設し、ホスピタリティを意識した設計を行いました。
公共性を前提としたユーザビリティへの配慮
さまざまな方々が利用する病院は、公共性が求められる施設。本プロジェクトにおいては、可読性を意識した「ユニバーサルデザインフォント」の導入、テキストリンクの認識度向上のための色使い(青色)、馴染みの深いナビゲーションデザインなど、幅広いユーザーが閲覧しやすいデザインを目指しました。
基本的なUIのパターンが見えたタイミングで、色、サイズ、形、用法などのルールを定義し、そのルールの中でデザインを展開。コンポーネントとしてクライアントにも共有し、クライアント中心で行う運用フェーズにおいても、UIの一貫性確保に繋がる施策となりました。
普遍性を取り入れながら、ブランドの独自性を表現
TOPページでは、公共性を意識しつつ、ブランドのメッセージとイメージ(情緒性)を表現。クライアントの独自のブランド性がしっかりと表現できるデザインを目指しました。
デザイン制作、CMS構築以外にもサーバー移管、常時SSL対応、採用・特設サイト移行など様々なタスクがありましたが、リニューアル担当チームの皆様のご尽力もあり、スムーズに公開することができました。
サイトリニューアル以後も、運用支援をはじめ、アクセス解析・サイト改善など戦略・戦術面のアドバイザリーとして、引き続きご支援を続けております。
・第9回Webグランプリ – 企業BtoCサイト賞 グランプリ受賞
P:尾方太郎
Pl・PM・D:冨山裕司
AD・De:小林洋平
TD・BE:本田彩華
BE:渡辺巧
De:永峯 由紀
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