F.S.JOURNAL

ブランドリニューアル徹底解説【CI・VI編】

ブランドリニューアル徹底解説【CI・VI編】

フルスケール は2020年11月初めに、ブランドリニューアルの一環で、Webサイトはもちろんのこと、CI(コーポレート・アイデンティティ)とVI(ビジュアル・アイデンティティ)を刷新しました。

今回は【CI・VI編】ということで、新たに策定した弊社のCIからVIまでの解説を行いたいと思います。長文ではありますが、どうぞ最後までお付き合いいただけると幸いです。

「そもそも」CI(コーポレート・アイデンティティ)とは?

CIと聞くとロゴのような見た目を想像されることが少なくありません。
詳しく掘り下げると企業の方向性・アイデンティティをメッセージとして発信し存在価値を高めるための戦略のことです。

CIを策定することで、クライアントへの企業姿勢・情報発信はもちろんのこと、企業内で共通化された目標が生まれ意識の向上が図れます。要するに企業の意思統一をおこなっているわけです。

そして、戦略の中で、視覚的に表現する手段の1つにVI(ビジュアル・アイデンティティ)=ロゴが含まれています。

「そもそも」なぜリニューアルしたの?

弊社は2005年に熊本県を拠点にWebサイト制作会社として創業しました。15年間歩んできた中で1つの問題が浮き彫りになってきました。

これまでの弊社

クリエイティブ以外のプランニングやマネジメントについては、リニューアル前の自社サイトでは記載しておらず、Webサイト上で得られる情報としては、デザインが上手な「Web制作会社」という認知になっていました。
(F.S.J第一回の記事「Webサイトリニューアルについて」より)

上記のようにサービス領域のすべてを伝えきれていない問題を抱えていました。

これからの弊社

現在、弊社ではWebサイト制作だけにとどまらず、デジタル・オンスクリーン領域におけるブランディングやウェブ広告・マーケティングといった課題解決を行うために必要なサービスの提供を行っています

これらのサービスを認知いただくためには、VIやWebサイトのような見た目はもちろんのこと、CIから刷新する必要があるという結論に至りました。

新たなアイデンティティ

弊社ディレクター冨山の指揮のもと、幾度となく社内で議論を行い、フルスケールの新たなアイデンティティが誕生しました。

スローガン

これが弊社の柱となる企業姿勢です。
「そもそも」を起点に、企業の課題解決をデザインする。

「そもそも」を起点に、企業の課題解決をデザインする。

「なぜWebサイトが必要なのか?」「なぜそのデザインなのか?」「本当の課題は何なのか?」フルスケールは「そもそも」を問い、最適な解となる広義の「デザイン」を提供することで、ビジネス課題を解決へ導きます。
(フルスケールトップページ リード文より)

アプローチ

「そもそも」を起点に、目指すべきクライアントとの関係性を策定しました。
共に考え 共に創る

共に考え 共に創る

 

再定義した3つのサービス

このスローガンとアプローチを元に、フルスケールで提供しているサービス内容を整理し、以下の課題解決のための3つの軸を定義しました。

  • プランニング
  • クリエイティブ
  • マネジメント

プランニング、クリエイティブ、マネジメント

 

VI(ロゴ)デザインについて

アイデンティティが決まった段階から、新たな姿勢を視覚的に表すため、まずはVIの制作がスタート。

デザインコンセプトの策定

前述で触れた、スローガンとを元に、まずは弊社が目指すべきイメージ像を言語化・抽出を行いました。

弊社の考える新たなブランドイメージ

  • 課題解決のための質の高いサービスが提供できる

  • 企業として信頼感がある

  • プロフェッショナルな人材・環境が整っている

  • 常に新たな挑戦をしつづけている

言語イメージスケールに照らし合わせたブランドイメージ

新たなブランドイメージを、言語イメージスケールに照らし合わせ、配色・デザインキーワードを抽出しました。

©小林重順/日本カラーデザイン研究所
http://www.ncd-ri.co.jp/about/image_system/

抽出したキーワード
  • 真面目な

  • 堅実な

  • 理知的な

  • 冷静な

  • 合理的な

  • 進歩的な

  • 革新的な

これらのキーワードを元に、配色はモノトーンとし、VI設計・デザインが始まりました。

制作過程

デジタル・オンスクリーン分野を主軸としたサービス展開を行っている姿勢を表現するため、
ディスプレイ上で表示・視認しやすい、極力ポイント数を抑えることのできる弊社独自のグリッドシステムを設計し、
それを用いてデザインを行いました。

社内でのレビュー&ブラッシュアップ

複数案作成した中から、社内全員でレビューを行い、案を選定しブラッシュアップを重ねていきました。

完成したVI(ロゴ)

流れの早いデジタル・オンスクリーンの分野で、
これから新たな10年を迎えるにあたり長期間での耐久性を意識した上で、
コンセプトに沿って設計・デザインを行った結果、
普遍的でミニマルなデザインとなりました。

SNSを意識したアイコン

SNSなどの情報発信も視野に入れており、「フ」だけのアイコンを準備。
文字としてではなく、記号として認識でき、印象に残りやすいデザインを意識しました。

今後、「フ」アイコンを一目見るだけで、「フルスケール」と分かってもらえるようになると嬉しいですね。

その他のバリエーション

デジタル・オンスクリーンならではの展開を色々と検討しています。
今後、段階的に公開していく予定です。


ブランドリニューアル徹底解説【CI・VI編】はここまで。
次回のブランドリニューアル徹底解説は弊社の本丸、【Webサイト編】を予定しています。
どうぞ次回をお楽しみに!

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