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Webデザイン2021年トレンドのイラスト5選

Webデザイン2021年トレンドのイラスト5選

はじめまして。アシスタントデザイナーの内村です。

イラストが採用されたWebサイトは、数え切れない程たくさんあります。
イラストを効果的に使うことで、写真よりわかりやすく情報を伝えることができたり、相手に親しみやすさを持たせたりすることができます。
相手の感性に直接働きかけるイラストは、Webデザインだけでなくすべてのデザインにおいて、とても重要な役割を果たしています。

本記事では、昨今よく採用されているイラストのテイスト5種類をピックアップして解説。
実際に私が制作したイラストとあわせてご紹介します。

アイソメトリック


https://jp.merpay.com/

 


制作:内村

斜め上から見た様なこのイラストは「アイソメトリック」と呼ばれています。
「アイソメトリック」とは、立体の製図法のひとつである「等角投影法」。端的にいうと「ななめ上」から見下ろすような視点で描く製図法です。
近年では、サービス系Webサイトを中心に、UIデザインでも非常によく採用されています。

静的なものもありますが、小さいキャラクターが動いていたりする可愛らしいものもあり、フラットなものや、3D、ラインイラストなど種類は様々です。(今回はフラットなテイストで制作しました。)
アイキャッチによく使用されますが、場面を再現した説明にも強く、フロアマップなどにも使われており、場面の全体を見せつつ、注釈を入れたいときなどにもおすすめです。

フラットデザイン


https://www.mish-inc.jp/

 

制作:内村

影が無くべたっとしたテイストのフラットデザインは、海外のWebデザインに多く取り入れられています。
ビビットかパステルカラーのコントラストの強いカラーパレットで、非常にシンプルな印象です。

illustratorのシェイプで簡単に作ることが可能で、制作時間もあまりかからないため、アイコンにも多く取り入れられています。
以前から、スマホアプリのアイコンとしても多く採用されているため、多くの方に馴染み深いのではないでしょうか。

日本では複雑で可愛いイラストが好まれる傾向にありますが、海外ではミニマルでクールなデザインが好まれるため、海外顧客をターゲットにしている企業などにおすすめです。

幾何学模様


https://addrec.co.jp/

 

制作:内村

英語で「ジオメトリック」と呼ばれる幾何学模様は使用するとサイトのデザイン性が高まり、さらにそのデザイン性を生かして機能性も高められるメリットも持ち合わせています。

抽象的な幾何学模様はWebデザインだけでなく、ポスターやパッケージなどでも人気のデザインです。
シェイプを組み合わせてできるこのデザインはトレンドですが、はるか昔の近代美術でも見られており、とてもモダンな印象を与えます。

今回はシャープなラインのみの幾何学模様を取り上げていますが、中には自然を意識した手書きのシェイプを使った幾何学模様を使用したサイトも数多くあります。

シンプルなラインアート

https://www.systemforest.com/

 

制作:内村

ラインに強弱のないこのイラストは統一感を出しつつ、漫画っぽいコミカルな印象で親しみやすさを与えてくれます。

2020年のイラストは細めのアウトラインのスタイルが主流でした。2021年もイラストカテゴリーの主な傾向になると思われます。

ラインアートには単色統一感のあるカラーが使用され、影はあまり付けません。どこかフラットデザインと似た印象がありますね。

硬い印象がある際、このようなシンプルなラインイラストを使用すると一気に印象が柔らかくなるので、親しみやすさを持たせたい時におすすめです。

3D


https://zen.ly/ja

 

制作:内村

今や、イラストは2Dだけではありません。3Dイラストのデザインも増えてきています。
まだ比較的フラットなものが多い中、3Dは、見た人に新鮮な印象と感動を与えます。

フラットなデザインの中にワンポイントとして3Dグラフィックを使用することで奥行きが生まれ、他と差別化できるデザイン表現ができたり、プロダクトの魅力を細部まで伝えることができます。

これまで3Dには多くの費用がかかっていました。しかし現在では、より手軽に3Dデザインを設計できるようになったので今後3Dを用いたサイトは増えていくと思われます。

まとめ

今回、Webサイトでよく見るイラストレーションを紹介しましたが、これらはツールをうまく使えば誰でも制作することが可能です。

イラストレーションに限らず、すべてのデザインにおいて言えると思いますが、今回、イラストを調べていく中で流行りのイラストは酷似したデザインになりやすいため、感性と常に新しいアイデアが必要であるということ、そして、流行りに流され過ぎないことが大切だと改めて実感しました。

ただ「流行っているから」という理由で取り入れようとするのではなく「本当に必要なのか?」と主観的・客観的に思考し、必要性や要件に応じて流行のエッセンスを取り入れられると、結果として問題解決にも繋がるクリエイティブになっていくのではないでしょうか。

流行に囚われない個性的なイラストも世の中にたくさんあるので、その中でもパッと目を引くイラストを制作するためには、常に魅力的でおもしろいアイデアを考え続けなければなりません。要件に応じて様々なクリエイティブ(イラストやデザイン)が制作できるよう、私も常日頃から様々なデザインやアートをインプットしながら感性を磨いていきたいです。

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